アニメも良いぞ!「BLUE DROP」第1話から [BLUE DROP]
さて「BLUE DROP」です・・・。
このアニメはストーリー的にも音楽的にもほとんど奇跡的な高みに達しており、あらゆるジャンルを含めて見ても、今世紀最高の「ドラマ」であると個人的には思っています。何回かに分けて、音楽的な面からその魅力を紹介したいと・・・。
まずは第1話から3つの場面を・・・。
冒頭はアバンタイトルの宇宙船の中の場面ですが、メカニカルでSF的な雰囲気が溢れている素晴らしい曲(spacecraft)。台詞で語られる「いかなる刃をもってしても切ること能わず。我の内なる荒野に咲ける一輪の薔薇を・・・」はこの悲劇的な物語全体を一言で言い表したとも思える美しい台詞です・・・。
続く場面は主人公若竹マリの複雑な胸の内を表すもの。 BGM(Hydrangea)の、はかなく、繊細な響きが美しい。
そして最後は、この物語全体の証言者となる香月みち子(実はアバンで登場するおばさん・・・)とマリの出会いの場面の曲(Alienation)。捨て台詞を残して駆け出すマリ、 流れ出すピアノの鮮烈な響き、そして・・・行き所のないマリの・・・寄る辺ない孤独な心を表す最後の旋律・・・。
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DVDや動画サイトで見れば簡単なのですが、この物語の魅力の一端を感じ取ってもらえれば・・・と・・・あえて音楽的に印象深い部分をまとめてみました。
最後の場面では、教室に入ったマリが机の表面を指で触れる場面で終わります。ここから、海鳳学園における半年間?に亘る波乱万丈の日々が始まるのですね・・・。
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