アニメも良いぞ!「マリア様がみてる」 第8話から [お薦め]
正月休みも明日まで・・・今年は本当に何もせずに終わりそうですが、それもちょっともったいないので・・・。(汗)
先頃出ましたね!マリア様がみてる Complete Blu-ray BOX
これを買います!!というほどのファンではないのですが、 暇に任せて見てみたら10年前の作品とは思えないほど普遍的な展開で嵌りました。ストーリーその他、詳しい方は多いでしょうから何もいう事はありませんが、「音」的にも素晴らしいので取り上げてみました。
このアニメ、男なら「義兄弟」(笑)に相当する?「義姉妹」制度にまつわる女子高生たちの群像劇というような内容で、いわゆる「百合」的な恋愛感情とは無縁な「清純一直線」路線が徹底していることもあって安心して見ていられます。いかにも「少女漫画」風のキャラクターはちょっと辛い面もありますが、微妙な心理描写の積み重ねで描かれる少女たちの日常風景には思わず引き込まれてしまいます。
片倉三起也による音楽、BGMには弦楽合奏が多用されて素晴らしい。とても純朴な美しさをたたえたO・P、バロック風?な旋律のE・Dも含め、どこかで聞いたメロディーもあるけれど、お手軽感が微塵もなく、クラシックファンも納得の出来です。
「音」は第8話冒頭の修羅場~O・P~Aパート~E・Dの途中まで・・・。(8分30秒ほど)
一番の聴きどころは・・・O・P直前に聴ける・・・心の震えを表すようなの弦の掠れ・・・って・・・ちょっとマニアック過ぎるかな?(笑)
再生できない場合、ダウンロードは🎵こちら
『マリア様の庭に集う乙女たちが、今日も天使のような無垢な笑顔で、背の高い門を潜り抜けて行く・・・。穢れを知らない心身を包むのは、深い色の制服・・・。スカートのプリーツは乱さないように・・・白いセーラーカラーは、翻さないように・・・ゆっくりと歩くのが、ここでの嗜(たしな)み・・・。私立リリアン女学院・・・ここは・・・乙女の園・・・』
(~O・Pナレーション)
穢れ切った私にだって少しは分かります・・・ 悲喜こもごもの・・・愛すべき日々・・・。
HINAKAです。
ユキタロウ様
ありゃりゃ、こりゃまた凄いモノを!
さんざんソネブロ時代に記事にしましたが、このアニメ確信犯的に、原作の毒というか棘の部分をうまく飛ばしています。最初に原作を読んだ時、そのプロローグに仰天しました。上記のアニメ版から、以下の部分が抜けています。
「(略)時代は移り変わり、元号が明治から三回も変わった改まった平成の今日でさえ、18年通い続ければ温室育ちの純粋培養が箱入りで出荷される(以下略)」
つまりこの学園内そのものが、今や絶滅危惧種のファンタージー世界と、その冒頭で毎回断言しています。
更に原則的に、30分1話原作文庫本1冊分です。と言いながら、原作もアニメも全て視聴済みですが、何と言っても御贔屓は二条乃梨子さん。
「チェリーブッサム」で、珍しく常識人視点?から、仏像愛好家の自分をして「隠れ逆キリシタン」と卑下するところから、純粋培養のお嬢様生徒達には有り得無い、上級生。それも、学園内では「薔薇様」と呼ばれる生徒会役員(書記などの区別はありません)、への全新入生を前にしての反抗!と、後々「史上最強の薔薇様(これは個人的な願望です)」確実の猛者ッ振りに、痺れました。
もちろん新入生一同も、後に「マリア祭の宗教裁判」と呼ばれるこの事件で、彼女が「薔薇様のスール(義姉妹)」となりる事は、必然と理解したのでした。
という話が、一番のお気に入りです。アニメの方は、やや迫力とサスペンス不足でしたが・・・。
いやはや、嬉しい限りです。
by HINAKA (2015-01-21 15:54)
HINAKAさんいらっしゃいませ。
>こりゃまた凄いモノを!
う~ん・・・自覚なしです!(笑)「やや迫力とサスペンス不足」と言われますが、「それ」しかないアニメが多い昨今、そこが良いですね。
「宗教裁判」」も含め結構あざとい展開の部分がありますが、結末で納得させる「力技」を含めていつか原作も・・・・と思わないではありません。(汗)
暇ができたらぜひ・・・。
by ユキタロウ (2015-01-22 22:25)