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アニメも良いぞ!「グリザイアの果実」第4、5話から [お薦め]

新しいアニメがそろそろ出揃ったようですが、終わったアニメのシリーズの、以前の作品を見て驚かされたので投稿しておきましょう。

 シリーズは「グリザイアの」「果実」「迷宮」「楽園」の3部作ですが、原作はアダルト・ゲームらしくて詳細は不明。(笑)アニメ版の「楽園」が先月放映終了したばかりですが、大変完成度が高かったので他の作品も・・・と見てみました。

実はこの「果実」、第1話はTV放映時に一応見ているのですが、独特の・・・不穏な何か?を感じて消してしまいました。今回改めて見てみると・・・とても出来が良い!特に4話以降はどれも壮絶な展開で驚かされました!!

ちょっと見、どう見ても男一人に美少女多数というハーレムアニメなのですが、実は登場人物全員が過酷な人生を送ってきたという裏があり、回が進むにつれて、主人公の男「風見雄二」との関係の中で息を吹き返すという展開ですね。想像を絶する風見の生き様は「迷宮」に描かれ、「楽園」では彼女たちが窮地に陥った彼を助けるという見事な構成になっています。

今回はアニメ第4話と第5話から「松嶋みちる」の物語の「音」を・・・。

 いつもは賑やかにツンデレを演じるみちる・・・しかし、ある時海を見ている彼女は別人のように雄二に接してくる・・・。具合の悪そうなみちるを見守るうち雄二は異常に気付くが・・・。

音は・・・長いので3つに分けて・・・各8分ほど・・・どれもかなりカット編集していますので細かいことは気にしないでください。(汗)

 一見穏やかな会話を交わした二人だったがその帰り道・・・瀕死の子猫・・・みちるが世話していた黒猫「ニャンメル」を見つけて泣き叫ぶ・・・。

自殺願望を抱き続けてきたみちるは・・・。

 喪失の痛みに耐えられないみちるは心を閉ざし、移植された「心臓の人格」が雄二に真相を語って、一計を案じた雄二が荒療治を試みる・・・。

閉ざされた箱の中・・・みちるはつらい過去を思い出す・・・。目の前で自殺した親友・・・移植の後に現れた親友・・・みちるの心は千々に乱れるが・・・。

 

 嵐のような会話を通して・・・みちるは生きる道を選び・・・雄二の手によって立ち上がる・・・。

そして後日・・・雄二の計らいで渡米した「裏の」彼女は・・・懐かしい両親と再会する・・・。

 人は一人では生きられない・・・命にはコストがかかっている・・・それを返済しない限りは・・・勝手に死ぬことは傲慢じゃないか・・・。

良く帰ってきたな・・・ここが・・・お前の生きる世界だ・・・ 。

 この世界は・・・前を向けば未来・・・振り向けば思い出・・・どこか一部を切り取れば、物語となる・・・これは・・・そんな物語の・・・ごく一部分に過ぎない・・・。

 静かなBGM・・・印象的な言葉もあちこちにある・・・綺麗ごとではない・・・切実な本音のぶつかり合う、とても美しい物語です。[雪]


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