アニメも良いぞ!「DAYS」第4話から [お薦め]
もうすぐ8月・・・。
最近の新作アニメから一つ紹介・・・サッカーアニメの「DAYS」です。
スポコンアニメも色々ありますが、あまり「根性」ばかりだと辛いものがあります。(汗)弱々しい主人公が少しずつ強くなっていく・・・ほのぼのとした雰囲気もあり・・・明るいけれど単なる能天気でもなく・・・深刻ぶらずに淡々と綴られていくスタイル・・・。この作品はそんな感触なのですが、ジャイアント・キリングやハイキュー風のダイナミックな部分もあって楽しめます。
今回はその最新作の4話から。
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生方千加子は苛ついていた・・・・!身の程もわきまえず、遇直に努力すれば格好良い風間陣の様になれると思い込んでいるらしい同級生の柄本つくしに!雨に濡れながらでも、ひたすら耐え忍び、たった一人で走り続ける柄本つくしに!!
目障りなその姿・・・遂に堪忍袋の緒が切れた生方千加子は、走り続けるつくしに・・・親切にも「真実の一撃」を与えた・・・はずだったが・・・・!
本が好き・・・文学少女だった生方千加子は多くの小説を投稿したが連戦連敗を重ね、遂には・・・立派な「大人」になっていた・・・そんな彼女にとってつくしの言葉は・・・衝撃・・・・。
「僕・・・これしか出来ないので・・・。 初めて見つけたんです・・・本気で・・・やってみたいんです!多分・・・生方さんが言ってることが・・・全部正しくて・・・。多分・・・僕が全部間違ってるのは・・・分かってるんですけど・・・。僕は平凡で・・・バカで・・・何の取柄も無いと分かってるので・・・。
でもだから・・・だから・・・命を掛けて・・・僕は生きたいんです!!」
「分かった・・・どうしてコイツに苛つくのか・・・。
愚直でバカみたいな生き方を続けて・・・きっとコイツは、これからも損ばっかりするんだろう・・・。
でも・・・本当は皆そうやって生きたいんだ・・・。
間違った生き方をしていたいんだ・・・。
でも、普通はできない・・・。
挫折して諦める・・・。
そしてやがて・・・全部を忘れるんだ・・・。
それが人の成長だよ・・・そうだろ・・・。」
帰宅した洗濯板千加子は、 夢中で小説を書いていたころの自分を思い出して気づく・・・。
「いや、違う!
本当の成長はそうじゃないんだ・・・。
平凡で・・・何の取柄もない・・・?
違うよ・・・。
アンタは特別だよ・・・。
バカ柄本・・・。」
夢を諦めた自分・・・大人になった自分のむなしさに気づきながらも、その事実から目を逸らしたい自分・・・。遇直なつくしの姿に、そこまで打ち込めない大人の自分をいやでも自覚させられる辛さ・・・。本当に苛ついていたのは、そんな自分に対してだった・・・!
と言う事で・・・第4話は・・・クールビューティ・・・洗濯板千加子 の目覚めのお話しでした。この後、しばらくして千加子はサッカー部に入部!「辣腕マネージャー」・・・「女帝」としてその名を全国に知られるのは後のお話し・・・かどうか、原作未読の私には分かりません。(笑)
ダイナミックなテーマソング・・・控えめながら効果的なBGMも良し!
面白そうでしょ!(笑)
ちなみにこの文学少女・・・今回読んでいたのは坂口安吾の「桜の森の満開の下」・・・。kindl本(無料)を読んでみたら凄い!まさに幻想怪奇小説か?安吾の名前は知っていてもそれだけだった私には衝撃の出会いでした!
凄いぞ「DAYS」!!(笑)